GOAT PROJECT

一皿の料理から、 生涯をかける事業へ。

ヤギという一頭の動物から、
日本にまだない産業をつくる。
株式会社山本商会の新規事業、
GOAT PROJECT。

夏の空の下、林に囲まれて一面に広がる明るい牧草地
木漏れ日の下、草の上に立ってこちらを見るヤギ

One Plate

一皿の料理から

すべての始まりは、ベトナムを旅していたときに食べた、一皿の料理だった。

何の肉なのかも知らずに口にしたその料理が、驚くほどおいしかった。

あとになって、それがヤギの肉だと知る。

それまで、ヤギという動物について深く考えたことはなかった。

けれど、その一皿をきっかけに調べ始めると、ヤギという動物には、想像していた以上の世界が広がっていた。

森に囲まれた青く澄んだ水面と、その上に広がる夏の空

From Eating to Living

食べることから始まって 一緒に暮らすことになった

日本へ戻ってからも、ヤギへの興味は消えなかった。

ヤギのいる牧場へ足を運び、実際に触れ合うようになった。

そこで出会ったのは、食材として見ていたヤギとは、まったく違う姿だった。

人のあとをついてくる。
名前を呼べば反応する。
一頭一頭に、ちゃんと性格がある。

想像していたよりずっと人懐っこく、感情豊かな動物だった。

布団にくるまって眠っているヤギ
いつの間にか、日常の一部になっていた

そして、ひとつの疑問が生まれた。

「ヤギと一緒に暮らすことは
できないだろうか。」

調べてみると、それは決して非現実的なことではなかった。

そして実際に飼い始めると、ヤギはいつの間にか、私たちの日常の一部になっていた。

車の座席で寄り添う大小2頭のヤギ
買い物かごのそばで顔を寄せ合う2頭の子ヤギ。1頭はニットを着ている

More Than a Hobby

好きだから始めた でも それだけなら趣味でいい

ヤギを飼ううちに、私たちはもう一つの可能性を見るようになった。

かわいい。
人懐っこい。
一緒に暮らしていて、純粋におもしろい。

けれど、それだけなら趣味でいい。

調べれば調べるほど、ヤギという動物には、まだ十分に活かされていない価値があることに気づいていった。

肉。
ミルク。
乳製品。
繊維。
そして、人と暮らす動物としての可能性。

この動物が持っている価値を、
もっと大きな産業に
できないだろうか。

そこから、ヤギを見る目が少しずつ変わっていった。

飼うだけではなく、育てるだけでもない。

落ち葉の混じる草地を歩くヤギ

この可能性を、
事業として形にする。
GOAT PROJECTは、
そこから始まった。

Five Industries, One Animal

一頭のヤギから いくつもの事業が生まれる

食べる。
飲む。
身につける。
健康をつくる。
そして、一緒に暮らす。

一頭の動物から、まったく異なる産業へつながっていく。

MEAT

ハーブとロースト野菜を添えて盛り付けられた、骨付きヤギ肉料理

世界のさまざまな地域で食べられ、文化や宗教によっては、日常に深く根づいた食材でもある。

一方、日本ではまだ一般的な肉とは言えない。

だからこそ、

飼育方法。
品質。
料理。
売り方。
ブランド。

そのすべてを、自分たちで考える余地がある。

まだ完成していない市場だから、
新しい価値をつくることができる。

牧草の上で寄り添う親ヤギと子ヤギ

MILK

ミルク・乳製品

ヤギ乳やヤギチーズには、海外ですでに長い食文化がある。

ミルクそのものだけではない。

チーズ。
ヨーグルト。
菓子。
飲料。

加工することで、その可能性はさらに広がっていく。

そして私たちが興味を持っているのは、牛乳とは異なる「ヤギ乳そのものの特徴」である。

牛乳とは異なる
たんぱく質の構成

ヤギ乳は、牛乳とは異なる乳たんぱく質の構成を持つ。

特にαs1-カゼインは、品種や遺伝型によって含有量が大きく異なることが知られている。

こうした乳たんぱく質の違いそのものにも、私たちは商品開発の可能性を感じている。

より小さな脂肪球

ヤギ乳の脂肪球は、牛乳より小さい傾向が報告されている。

乳脂肪の構造そのものにも、牛乳とは異なる特徴がある。

味。口当たり。加工方法。

こうした違いを理解することから、新しい商品の可能性を探っていきたい。

タウリンを含む乳

ヤギ乳にはタウリンが含まれ、牛乳より高い濃度を示した研究もある。

こうした成分の違いも、私たちがヤギ乳の商品開発に可能性を感じている理由の一つである。

※ヤギ乳は、牛乳アレルギーのある人に対して一律に安全な代替食品であることを意味するものではありません。

FOOD
DEVELOPMENT

ヤギ由来の食品開発

ヤギミルクや乳製品の先には、
まださまざまな商品開発の可能性がある。

たとえば、

高たんぱく食品。
プロテイン飲料。
新しい加工食品。

すでにある健康食品の流行に、
ヤギを当てはめたいわけではない。

ヤギだからこそ生まれる味や特性を活かし、
日常の中で選ばれる食品をつくれないか。

まだ答えはない。

だからこそ、
試しながら形にしていきたい。

カシミヤのセーターやマフラーなどの高品質な天然繊維製品
Natural fiber

FIBER

繊維

ヤギの価値は、食だけではない。

カシミヤをはじめ、ヤギから生まれる天然繊維は、世界で高い価値を持っている。

肉からミルクへ。
ミルクから食品へ。
そして、食から衣へ。

同じ一頭の動物が、
まったく異なる産業に
つながっていく。

ベッドの上でくつろぐヤギ。頭から体まで、ゆったりと横たわっている

COMPANION

人と暮らす

そして、実際に飼って初めて知った価値がある。

ヤギは、単なる家畜ではなかった。

人を覚える。
あとをついてくる。
甘える。
怒る。

一頭一頭に、驚くほど違う性格がある。

一緒に暮らして初めてわかる魅力がある。

ペット。
ふれあい。
教育。
観光。

「何かを生産するための動物」だけではない。

人と暮らす動物としてのヤギには、
まだ十分に知られていない
価値があると、私たちは考えている。

車の座席で脚を伸ばしてくつろぐヤギ
毛布の上で顔を寄せて休む子ヤギ

肉から ミルクへ 食から 衣へ 家畜から 家族へ

一頭のヤギには、まだ事業になっていない可能性がある。

Not Market-In

市場があるから、 始めたのではない。 価値があると信じたから、 その可能性を事業にする。

遠く山並みまで続く牧草地と、大きく広がる青空

これは典型的なマーケットインから始まった事業ではない。

最初にあったのは、市場調査でも事業計画でもなかった。

一皿の料理から始まった、純粋な興味だった。

けれど、ヤギについて知れば知るほど、それは単なる思いつきではないことも見えてきた。

世界には、ヤギ肉を食べる市場がある。

ヤギ乳やチーズを楽しむ文化がある。

カシミヤを高級素材として評価する市場もある。

ヤギの価値そのものは、
すでに世界各地で証明されている。

ただ、それらは別々の市場として存在している。

世界に点在しているヤギの価値が、日本ではまだ、一つの大きな産業として結びついていない。

私たちは、そこに可能性を感じている。

丘の上から見渡す畑と森、遠くに連なる山並み

Wagoat

「和牛」があるなら 「和山羊」があってもいい

美しい霜降りが入った、和牛のステーキ
Wagyu 世界的ブランドとなった、和牛という前例

これは、まだ構想である。

けれど私たちは、日本で育てるヤギに、日本だからこそ生み出せる価値があると信じている。

品種。
飼料。
飼育環境。
健康管理。
肉質。
料理。
そして物語。

和牛が、単なる日本産の牛ではなく、世界で認められるブランドになったように。

いつか、日本で育てられたヤギそのものが、世界で新しい価値として認識される未来があってもいい。

その可能性に、
私たちは名前をつけてみた。

夏の空と山並みを背に、牧草地の広がる風景を歩く一頭のヤギ

和山羊 WAGOAT

まだブランドではない。まだ産業でもない。

市場も、育て方も、売り方も、これからつくっていくものばかりである。

すでにあるブランドを
追いかけるのではなく、
まだ存在しない価値を、
自分たちの手でつくる。

AI & Primary Industry

AIの時代だからこそ 一次産業へ

AIは、これから多くの仕事を変えていく。

  • 営業
  • 事務
  • 開発
  • 経営

それでも、変わらないものがある。

  • 食べること
  • 育てること
  • 土地から資源を生み出すこと
  • 生命と向き合うこと

技術がどれだけ進化しても、食料や資源を生み出すことの価値はなくならない。

だから私たちは、

AIへ投資する 一次産業にも挑戦する。

テクノロジーと
一次産業
その両方をやるからこそ、できることがある

No Longer a Hobby

趣味では終わらせない

ヤギが好きだから、飼っている。

でも、本当に未来へ残したいのであれば、好きだと言っているだけでは足りない。

事業として成立させる。

利益を生み出す。
雇用を生み出す。
商品をつくる。
市場をつくる。

そして、次の世代へ続いていく仕組みにする。

事業になるから 続けられる 事業になるから 広げられる

好きなものを、好きなままで終わらせない。

価値に変え、事業に変え、未来へ残す。

牧場の小道を、まっすぐ前を向いて歩いていくヤギ

Lifework

GOAT PROJECT

これは新規事業であり 私たちのライフワークである

まだ、完成した事業ではない。

飼育しながら学び、失敗しながら考え、一つずつ可能性を確かめている途中である。

  • 肉なのか
  • ミルクなのか
  • 食品なのか
  • 繊維なのか
  • 人と暮らす動物としての価値なのか

それとも、まだ私たち自身が気づいていない、別の可能性なのか。

答えは、まだない。

緑の芝生を背に、並んで立つ2頭のヤギ

だから面白い

一皿の料理から始まった興味を
一つの産業へ

好きという気持ちから始まったものを
次の世代へ残る価値へ

山本商会は、ヤギという動物が持つ可能性を、これから長い時間をかけて育てていく。

GOAT PROJECT ── YAMAMOTO SHOKAI

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